戸締まりしてきました。
草太さん(椅子)が大変可愛いです。
以下、内容雑感畳んでます。
2022-12-4 21:55
すずめの戸締まり
■予告を見るたび、草太さん(イス)に可愛さが募り、イスであってくれる時間はどれだけあるのだろうか…というもどかしさを抱えながら、見ました。椅子の時間結構長くて嬉しかったし、動けば動くほど可愛い。寝姿もかわいい。寝相が悪いのとかは草太さんの性質なんでしょうね。へぇ。顔が良い男の寝相が悪いの、真っ先に聖川真斗が出てきましたが、同じ泣き黒子であり古風な感じであり、とても良いと思います。鈴芽さん呼びとてもよい。そのうち髪の毛切って欲しい(ロン毛属性なくてごめんな)
■事前に公式から地震の描写およびアラートがあるため、トラウマがある方に対してのワンクッションがありました。
内容は3月11日のあの場所がすずめにとっての始まりであり、直接的な震災名は出ていませんが、当時を知る人は、どこの何かが解ると思います。
後々人の感想などで認識したこと。
芹沢さんのセリフに対して、すずめが「どこが?」といったのが、あの場所と明確に認識していれば確かにそうだ。当時のその地に住んでいた人たちにとっては「こんなに綺麗になった」場所ではなく、苦しみや悲しみの場所だからこその、あの認識のズレがあったのかと。
■ダイジン。猫好きな人もこの映画でショックを受けていました。ダイジンは猫の姿をした神様ではあるけど、そうやって意識的なものを持った生き物が弱る姿、そして、否定される姿は特に人以外の家族がいる人はきついだろうな。
説によると、ダイジンが西の要石になったのは熊本の震災の時ではないかといわれていた。「西日本に祀られている。神様(要石)として幼い」で、東日本より後に、西日本で起きた大きな地震というと熊本地震。その時に要石として添えられたのではないだろうか。猫の姿も、どんなものでも要石になれるみたいなので、最初の彫り物としてそうなったのか、猫の本体がそういう祀り方をされてあの彫り物の形を取ったのかは不明。
ただ、そこはそれとして、鈴芽に解き放ってもらって、鈴芽と一緒にいたい純粋に思った意識のあるものが、否定され、最後に自己犠牲のようにまた要石として永劫封印されるのがしんどいのよ。
予告はあえてそれと作ってるからですけど、完全にキュウベエじゃん、っていう恐ろしさを感じていましたが、映画が終わると暖かい家でのんびり暮らしてほしいってなります。
ダイジン行先で封印を解いていたわけではなく、扉が開いたところへずっと案内していたのが、悪事を働いているように見えたので、見終わって最初にダイジンにごめんねって思います。
■今回の距離はどう表現するか。
新海監督どうやってもメイン二人の間に物理的な距離を作りたい性癖の人と思っているので、今回はどんな方法かなーと思って構えました。
物理的には宮崎から東北までの移動距離。幼い鈴芽に椅子を渡した10年後の鈴芽。過去に答えが繋がるのも距離。
■芹沢さん。
ただのいい人でした(最大の褒め言葉)
■おばさん。
いい人でした。個人的には芹澤さんとの差恋愛してほしいけど、いっそ全く別の知らない人といいめぐりあいしてほしい。
■各地で巡り合ったひと。
みんないい人。
■相変わらず、新海さんの男女の恋愛ポイントが理解できず、どうして鈴芽ちゃんにとって草太さんはそこまで大切な人になったのかがわかっていません。
なんかそんなところあった?鈴芽自体が生きることに対する確固たる執着がないから、危険を犯すことに対する「それにより迷惑をかける、悲しませる誰か」への意識が薄い感じはありました。それが母を突然失ったPTSDからくる精神的な後遺症ともとれますが、それにしても自分が原因で災厄の扉を開いた罪悪からなのか、そこらへんは想像しようと思えばできるんですけど、草太さんへ感情が向いたところは吊り橋効果のように思えます。
■冒頭でも、最後でも、鈴芽ちゃんのそばに飛んでいた蝶は何だったんだろう。最初のちょうちょは何で?と思いましたが、最後の蝶も、要石の2つの存在なのだろうか。
■とにかく風景美を見に行きました。地方の綺麗さもいいのですけど、都会のごみごみしつつマイルドに美しく仕上げられた景色が毎度楽しみです。電車とか、住宅街や団地の薄ら汚れたところとかのが性癖。あと、窓から差し込むひかりに当たった埃の表現とか。
■九州宮崎から東北気仙沼まで。
ダイジンを追って旅するロードムービーでもありました。まだまだ旅行するにも気を使う時勢なので、こういった地域を感じることができる作りは、みていて楽しいところもありました。
今年は、スタツアで世界旅行をコンセプトにし、戸締まりでも、日本を横断するという方向性であり、「旅する映画」というものを味わった気がします。
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