先手を取られた


どんなに昔の自分が、たとえどんな栄光を得る可能性に満ち溢れていたとしても、なんだかんだ言っても今が1番大切なのだから、昔の自分と今の自分、どちらが幸せな方がいいかと聞かれたら、それは普通は今の自分を選択するだろう。

それでも人は、昔の後悔を引きずるし、自分の選択を軽視したがる。

昔の自分の栄光にすがりたがるのは、今の生き方を受け入れなれない人がすることだ。

そんなことを思うのは、僕が先手を取られたからだ。

好きも嫌いも紙一重。正解なんてないけれど、僕らは今を生き続けなきゃならない。