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余命

記憶している限りでは、相当古いもの。
ふみ姉は、私に「もう長くない」と言った。
確かにふみ姉の髪の毛はいつの間にか短くなっていた。むしろツルツルだった。
「だけど、怖くはない」
そんな話をしたのが、最後だったような気がする。

ふみ姉が誰だったのか、本当に姉だったのか。
もはやよくわからなくなっている。

ただ、鈴子姉と私とふみ姉が三人でいた時間はとても短かった。
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