民家で大量の大麻草を栽培したとして、兵庫県警が、ベトナム人グループの男女6人を大麻取締法違反(営利目的栽培)容疑で逮捕し、大麻草計約1300本を押収していたことが、捜査関係者への取材でわかった。
押収量は今年に入り全国で最多。グループは部屋を「大麻製造工場」に改造しており、県警は実態解明を進めている。

捜査関係者によると、6人は3月24日、同県姫路市と加西市の民家2か所で、密売目的で大麻草を栽培した疑い。
県警は同日、両所などを捜索して大麻草を押収した。6人の一部は「知人に頼まれ、報酬をもらって栽培していた」などと容疑を認めているという。

6人は部屋の窓を目張りして外光を遮断した上で照明器具や空調機を置き、明るさや温度を調節して栽培。
室内には高さ約1メートルの大麻草が生い茂っていたという。民家からは乾燥大麻も見つかった。
県警は14日にも6人を同法違反(営利目的所持)容疑で再逮捕する。
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