先月リニューアルした長崎市科学館のプラネタリウムに、最新鋭の機材が導入され、人気を集めている。ゴールデンウイークに、「世界一」の星空を楽しんでみませんか――。

映画館仕様の大きめの座席に着いてドーム形スクリーンを見上げると、長崎の町並みと科学館上空の夜空が映し出された。町並みの光が落とされると、吸い込まれそうな星空が広がった。「すげー」。男の子の声が聞こえた。

今回のリニューアルで注目されているのは、西日本で初めて導入された投影機「ケイロンU」。五藤光学研究所(東京)が製造したもので、1億4千万個の恒星を投影することができる。天の川を靄(もや)ではなく、一粒一粒の星の集まりとして表現することを可能にした。光源には高輝度LEDが使われ、従来より鮮明な恒星が映し出される。
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