感染者周囲でサッカー天皇杯観戦の70人陰性 オミクロン株確認されず 川崎市が発表<新型コロナ>

2021年12月27日 23時27分

 川崎市の等々力陸上競技場でサッカー天皇杯準決勝を観戦後、新型コロナウイルス変異株の「オミクロン株」感染が確認された東京都在住の20代男性を巡り、市は27日、男性の周囲で試合を観戦し連絡がとれた70人は、いずれも陰性だったと発表した。

 市によると、検査対象となった79人のうち5人とは電話連絡がとれていない。残る4人は観戦チケットを購入していたが、当日来場していなかった。

 観戦日の今月12日から健康観察期間に当たる14日間が過ぎた26日までに、関連する新規陽性者の報告がないことから「同競技場での観戦を原因とする感染拡大の恐れはないと考えている」(市保健所)としている。