多くの監督・俳優がそれぞれにパリを描くオムニバス・ムービー。
『パリはそこかしこに愛が溢れている』をテーマに出会いや別れを描いていく。

うーん、まぁ、そこそこ…って感じです。これは好き嫌い別れるかもしれないね。
1編が5分と短く、120分細切れのストーリーが続いて最後に一応の収束を見せるのですが…私は正直飽きてしまいました。全体に漂うお洒落感も私は好みじゃないです。
『アメリ』や『恋愛睡眠のススメ』のようなムードが好きな人なら楽しめるでしょう。

デフォーたんは日本人監督・諏訪敦彦氏が描いた「ヴィクトワール広場」に登場。
ほんのちょっとなので気を抜くと見逃します。髭がもっさもさ生えてたから違う人みたいだった。

「あっちでカウボーイを見たから、僕行ってもいい?」

「だめよ、行っちゃだめ!!」

「ほら、パパとイージスが呼んでるよ」

この辺りは、なんとも日本らしい表現だなぁと感じた。三途の川みたいだね。

デフォーたん以外にも有名な監督や俳優が多数出演しています。
個人的にはガス・ヴァン・サント監督の「マレ地区」がおもしろかったです。おそらくゲイのカップルの出会いを描いたものなのですが、いくら必死とは言えナンパで「前世」だの「霊」だの電波発言繰り返されたら怖くて近寄れないと思うのだがwwwでも追っかけてた。パリって不思議だ。