B級ホラー作家のマイク・エンズリン(ジョン・キューザック)は、幽霊ホテルや幽霊墓場など、全国のホラースポットを体験取材していた。その過程で届いた一通の絵葉書。NY、ドルフィンホテル、1408号室には泊まるな…。

「1408…全部足すと13か」

エンズリンは絵葉書にチェックをし、その部屋の体験取材に臨むことにした。
スティーブン・キング原作のシチュエーション・ホラー。

うーん、怖かった。さすがキングという感じです。
プロローグのウィーピング・ビーチ・インのシーンで、エンズリンが聞いているラジオなど、キングっぽい演出で良かった。
キングは処女作など、狂信的なキリスト教信者に疑問を投げかける部分がある反面、宗教の価値も理解しているんですね。宗教は信仰には値しないと思うけど、実際宗教に救われる人もいる。それは受け入れていかないとね。

1408号室怖かったなぁ。
ジェラルド・オリン(サミュエル・L・ジャクソン)いわく「あそこにいるのは幽霊なんかじゃない」。その通りだと思う。私も幽霊ではないと思う。
13の13によって元々あの場所には負の磁場ができていて(13は外国では不吉な数字だそうです)、影響を受けやすい人には元々危険な場所だった。そこで死者が重なったことで死の瞬間の強烈な負のエネルギーが溜まっていき、元々の因子が強くなり次元が歪んでしまったのだよ!
うちは幽霊は信じないけど残留思念は信じる!負の磁場は信じる!あれはきっとそういうものに違いない!

強烈な負の磁場により宿泊者の辛い記憶が引きずり出され、可視化(これはきっと酒の影響でしやすくなってる)し、最後には実体化する。
そう考えるとエンズリンの経験はしごく納得のいくものなんだよね。
でもあそこは負の磁場で次元が歪んでいるから、警察が来てもエンズリンを発見できなかったんだよ。

…まぁ、個人的な見解だけど。
神さまパワー、悪魔パワー見解もできそうだけど、私はこれだな。負の磁場説を推奨するよ。



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