大阪市西成区のあいりん地区で、たばこを無許可販売したとして西成署は2日、たばこ事業法違反と入管難民法違反(資格外活動)の疑いで韓国籍の西成区、露天商金英子容疑者(69)を逮捕した。

西成署によると、最近は、一般の販売価格よりも安い1箱約300円で販売し、1日に5万円を売り上げることもあった。約15年前から出入国を繰り返し、空港の免税店などでたばこを仕入れていた。

逮捕容疑は、短期滞在ビザで日本にいた7月下旬、あいりん地区の路上で、財務相の許可を受けずにたばこを販売した疑い。「生活費を稼ぐためにやった」と容疑を認めている。

西成署は2日、金容疑者の近くで同様に無許可販売をしたとして、たばこ事業法違反容疑でほかに三つの露店を捜索し、たばこなどを押収。韓国籍の70代の女性露天商3人=いずれも西成区=から任意で事情を聴いている。
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