頭髪のない人や薄い人の宿泊料を割り引く「ハゲ割」をホテルチェーン「ホテルテトラ」(北海道・函館)が始めたことが13日、分かった。スキンヘッドや丸刈りの人が対象で、現金精算時に自己申告すれば安くなる。

この企画が誕生したのは、従業員の"ぼやき"がきっかけ。今月7日、「部屋の掃除の中で排水溝の抜け毛の処理が一番手間がかかる」と話しているのを耳にした同社の三浦孝司社長が、抜け毛がない人の宿泊料を安くしようと即決。翌8日に同社が運営する層雲峡マウントビューホテル(北海道上川町)のブログに告知を出した。

すぐに手応えがあり、9日に宿泊した客がチェックアウトの際に「ブログを見ました」と一言。帽子を脱いで「どうでしょうか?」と聞いた。フロントの従業員は「500円割引いたします」と答えた。客は「スキンヘッドに近い髪形だった」(同ホテル)という。

「ハゲ」に明確な基準はなく、生え際が後退しているだけの人は微妙ながら「自ら申し出た勇気をたたえ、あまり厳密にはしない」としている。(以下略)
sankei.jp.msn.com