黒い猫は黒猫

今お医者さん来て、
今朝の血液検査の結果が悪くて、
今日の午後帝王切開だって。

はぁー。
自然分娩無理だったかぁ。
自然分娩したかったなぁ。
ちびに兄弟できても帝王切開だなぁ。

でもちびが元気なうちにお外出さないと
心配だもんな。
ちびになんかあっても嫌だし。
あー、こわい。


水とご飯が食べられなくなった。

あー。
区役所電話せな。
ていうか彼と親に電話せな。
来れんのかな。

やること多いな。


でもちびもうすぐ会えるんだね。
がんばろうね。

塾講時代の後輩Aから
昨日の夜いきなりラインが飛んできた。

「Bくんから話を聞いて取り急ぎ驚きを表明しに参りました」

後輩Bくんはツイッターで反応くれたから
私の妊娠は知ってるけど、
入院したツイートに
「結婚したんですか？」って聞いてきて
相変わらずズレてるなこいつ…って思った。

面倒くさかったから
「まあだいたいそんな感じ」
と濁したから、
後輩Aに何がどう伝わってるのかさえわからない。

そもそも後輩Bは
私が入院してることを理解してるのだろうか。

そして人の結婚妊娠に関して他人に漏らすあたりが
やっぱり安易な男の子だなって感じ。
いや、別にいいんだけど。

そもそもあいつに社会常識的なものとか
デリカシー的なものは期待してないし。

ただ、そんなペラペラ喋るなら後輩Bから
疎遠にしたい系の共通の知人とかまで伝わったら
ちょっと面倒くさいなと思った。
せっかく断捨離したのに。
なんかリアクションあっても適当にスルーするけど。


だから後輩Aに
「サイカさんはBくんの思慮の浅さに今とても笑ってます」
と返したんだけど。

「思慮が浅いのは俺なので、Bくんはご容赦してやってください」
と返ってきて、
こいつら相変わらず仲良よしだな…
と思った。

後輩Aは当時の後輩連中のなかでも
特に会話の相性が良くて
私の雑なコミュニケーションでも
割と的確に言いたいことが伝わるので話してて楽。
昨日ラインしててしみじみ思った。


私「仕事軌道に乗せようとしてたら入院した」
A「人生のタイミングはなかなか理不尽」
私「理不尽すぎて入院初日絶望した」
A「1万分の1くらいでしょうけど、心中お察しします」
私「時間もできたし計画立て直しながら入院生活過ごすよ」
A「一般的な予定でいうといつ頃なんですか？」
私「9月なんだけど、今月生まれちゃいそうなんだよねぇ」
A「情報得るの遅すぎ問題」
私「そもそも親と仕事関係にしか報告らしい報告してないからな」
A「あ、そうなんですね。じゃあめっちゃよく喋る絵本とか大量に送りますね」

めっちゃよく喋る絵本ってワードうけるな。
確かに最近の絵本は喋るけど。

でもとりあえず、
私の慶事に喜んでくれているらしいことは伝わった。
ありがたいな。嬉しい。