エヴァ・メンデスとエド・ハリスに惹かれて借りてみました。
主人公は死者が出た現場専門のクリーナー、トム・カトラー(サミュエル・L・ジャクソン)。彼はある日、いつものように警察の依頼で殺人現場の掃除をした。ところが後日、その殺人が明らかになっていないことを知る。現場の痕跡から疑惑はトムに向けられてしまい―…。
緊迫のサスペンスドラマ。


出演者に惹かれて借りたけど、パッケージや予告編から想像していたよりずっと良かった。普通のサスペンス映画かと思ったのですが、ドラマ色も強くて見ごたえあります。展開もスピーディで飽きません。最後まで「どうなるのかな!?」と目が離せませんでした。
ラストは予想できなかったー二重三重に騙されましたが、一番最後が驚きでした。これはうまいなぁ。日本人とはまた違う感覚だね。あっちは銃社会ですから、考え方が違うんでしょうね。


一見すると勧善懲悪のようですが、実はまったく逆。そしてラストには許しのメッセージが込められている。

「時には故意に、時には仕方なく」

「その匂いが強烈なら、共にやり直すのだ」

これは物語をここまで観ると、ご都合主義の甘えた考えにも取れる。これは彼らのやったことを受け入れられるかどうかで変わってくるだろうね。
私は好きだけど、みなさんはどうかな?


個人的には借りを返しても良かったと思うんですが、秘密はもうこりごりなのもわかります。でも「秘密はもうこりごり」と言いきれるのは、結局ひとごとだからにも思える。だって借りを返すより、秘密はこりごりの方が楽だもの。一緒に長い間苦しむなんて簡単にできないよ。余程の決意がなければね。
社会的には秘密はこりごりの方が健全だし、なかなか悩みどころだな…。


あとラストのワンカットも良かった!清掃員がフードを取った瞬間の感動。あの演出は素敵だった。
AMAZONのレビューにもあるけど全体的に演出が素敵でした。そこも見所です。



話題:見た映画・オススメ映画