今回の鑑賞はウィレム・デフォー出演『ボブ・クレイン』。

「はっきり言おう!おっぱい大好き!」

誠実な夫だった男が、次第に酒とセックスに溺れていく。実在のテレビスターの成功と堕落を描いたノンフィクションドラマ。
2002年公開と比較的新しい映画です。検索すると公式サイトが出てくるので、ボブ・クレインについて詳しく知りたい方はそちらへ。キャストやスタッフも細かく紹介されています。

日本ではマイナーなのか、デフォーたん関連で初めて知ったこの映画。
………おもしろかったです。いやぁ、おもしろかった。
“快楽を知ったTVスター”なんてB級くさいサブタイがついているのでどんなものかと思いきや…おもしろかったっすな!いやぁ…いいっすな!ハリウッドすごいっすな!!
ボブ・クレイン氏の日本での知名度が低い以上、邦題の工夫は仕方ありませんが、『オートフォーカス』という原題も結構好き(*^ ^*)かっこいいです。

有名になるといろいろあるものです。一般人にこの苦悩はわかりませんね。どんな人間になってもすべては手に入れられない…。仕方ないですが、切ないです。
無名でいれば常に幸福な家庭を手に入れられるとも限らないし、難しいところだな。

デフォーたんは主人公・ボブの友人でソニーの営業マン、ジョン・カーペンターを演じます。ゲイの気もある女好きで、録画機器オタクでもある個性的な役柄。ボブの親友でありながらどこか怖さを秘めている。それがラストにつながっています。
でも、あのラストが事実とは限らない。半分本当で、半分疑惑。結局どうだったんでしょうか…。どんなに黒っぽく見えても黒とは限らない。まったくノーマークの真犯人がいたら、それはそれで恐ろしい。

デフォーたん意外にもどこかで見たことのある顔ぶれがちょいちょい。
特にボブの息子役のショーン・リーブスにはびっくりしましたwハリソーン(^o^)/
ヘタレじゃないハリソンっていうのも新鮮ですねー。
…っていうか、普通に見るとハリソンってイケメンなんだな…。『トゥルー・コーリング』では3枚目のカラーが強すぎる(^^;)

私は見てないんですが、今作は特典もおもしろいらしい。当時の関係者のインタビューが見れるんだそうな。私も見ておけばよかった。



…あ、それから。