色々とたぎる気持ちを抑えられなかった映画沈黙の15分で嬢を登場させてみたよ!なSS。っていうより会話文。
当たり前だがラストシーンまでかなりネタバレるのでご注意あれ
管理人は哀ちゃんが好きです。
注意はしましたよ?
以下からドン
CMと本編の感想について哀ちゃんと
「とりあえず今回のラストシーンはつるっと丸ごと覆されました」
「話の意図が読めないわお姉ちゃん」
「いやね、CMだけ見てた限り今回もピンチに陥るのはてっきり毛利さんかと思ってた訳なんですよ。私。だって『助けてよ…新一ぃ!!』だった訳で」
「……」
「ところがどっこいピンチはピンチでもリアルに命かかってたのは工藤くんだというね…いやあ、毛利さんの叫び声には心打たれました。っていうか泣いた。工藤くんが死ぬわけないじゃん思ってても泣いちゃった」
「はあ…それで?」
「予想を良い方向に裏切られたってことですね!うん!あー工藤くんかっこよかった毛利さん可愛かった!新蘭最高!」
「(最後が余計な一言よね…まあ私は全く構わないけど)」
「あ、でも今年は哀ちゃんも凄くかっこよかったよ」
「!?」
「去年はどちらかというと可愛かったもんなあ…いやあの哀ちゃんも好きだけど優しくて厳しい哀ちゃんも素敵だったというか」
「な…からかってるでしょうお姉ちゃん!」
「本音だってばー、いたた、哀ちゃん流石に蹴られると痛い痛い引っ張らないで髪の毛照れ隠しなのはわかっあたたたたたたギブギブ!すみませんでした!!」
(ひーん…まだヒリヒリする…)
(全く質の悪い…)
(嘘じゃないのに)
(お姉ちゃん何かいった)
((…)なんでもないでーす)
直球過ぎてまともに受け止められなかった哀ちゃんと公式カプと哀ちゃんマジ天使しか思わない嬢
列車事故後で哀ちゃんと
「今回は絶対に行きません」
「は?」
「無理。何がなんでも無理。どう転んでも無理」
「何言ってるのよお姉ちゃん、今更でしょう?」
「あのですね灰原さん、今年の規模は今までの比じゃないんですよ。ガチアクションなんですよ。一歩間違えたら確実にKO。どこいても巻き込まれない保証、ないの。」
「いつもそんな感じじゃない」
「やめて言わないで今までのは不可抗力だから!でも今回だけはどうしても無理!嫌だ!多分主人公補正で工藤くんはどうにかなるかもしれないけど多分私が巻き込まれたらそこで命運尽きるって絶対!ただでさえ東都線の事故に巻き込まれて死ぬかと思ったのに…!」
「それはこっちの台詞。あれに乗ってたって聞いたとき心臓が止まると思ったんだから…」
「私も正直人生終わったと思った…」
「でもなんでよりによってあの電車に…」
「事故のことすっかり忘れてました」
「………」
「痛い!哀ちゃん流石に肩摘まれるのは痛い!仕方ないじゃないか、買い物行こうとして丁度乗り合わせたのがあれだったんだから!乗ったのも発車直前だったし車両も後ろの方だったから気付かなかったんだって!」
「はあ…全くもう…今回ばかりは工藤くんに感謝するしかないわ」
「いや全く頭ぶつけたくらいで済んだんだから工藤さまさまだわ。まあそんなこんなで全貌を思い出したから今回は行きませんマジで」
「だったら何かが起こる前に止めれば…」
「――何があっても干渉はしない、って決めたからなあ」
「…ごめんなさい。余計なこと言ったわ」
「ううん、大丈夫。そこで責めたりしないんだから哀ちゃんは優しいのよね」
「…(優しいのはどっちよ)」
「うん、まあ、とにかくだね」
「お姉ちゃん…?」
「今回は死んでも行きませんっていうか死ぬから確実に私いたら死ぬからだからお願いあの子ら(注:高校生組、少年探偵団、etc)回避するの手伝って下さい哀ちゃん!」
「……結局落ち着くのはそこなのね」
(大体何であの子ら私も誘うのか理解に苦しむんだけどそこのところどう思う?)
(ノーコメント)
(ちなみに携帯のメール数と着信履歴の数が怖いことになってるんだけど…)
(…ノーコメント)
(うう…なんでみんな私が事故に巻き込まれてたの知ってるの!?返信するの怖いいい!!)
((原因は明らかにお姉ちゃんの人脈の広さなんだけど……言わないで置こう))
列車事故に巻き込まれてたんこぶ作って事件の全貌思い出して死亡フラグを回避しようとする嬢と死ぬほど心配した姉が相変わらずで呆れるしかない灰原さん
発明品について阿笠と
「最近阿笠さんが実は黒幕説、が否定できなくなりました」
「?何の話じゃ?」
「いえいえなんでも。あ、スナック菓子は厳禁ですよ。取り上げ」
「ああ、せっかく哀くんがいないというのに…!」
「やだなあ阿笠さん、哀ちゃんが許さないのに私が許すとでも?」
「…二人は本当に仲が良いのう。哀くんが壱くんのことを姉と呼んでたときには本当に驚いたが、今では何の違和感も感じんわい」
「え?そうですか?えへへ…」
「嬉しそうじゃな」
「そりゃもう、血の繋がりはなくても姉ですから!」
「そうか(しかしあの哀くんが何も知らない人間にべったりとは…バレたらどうするつもりなんじゃ)」
「ところで阿笠さん、最近また何か作ってるんですか?」
「うむ!雪山に行くというからの、スケートボードを雪用に改造しておるのじゃ!!どうだ、凄かろう!!」
「…わあ。バッチといいベルトといい、相変わらず凄いですねー」
「あとは足を固定するベルトを着ければ完成じゃ。まあわしは天才じゃからな!はっはっは!!」
「(天才だっていうのもあながち否定出来ないもの作りだすもんなあ…)(やっぱり阿笠さん普通じゃないや)」
「バランスを調整して…と」
「あれ…一人用ですか?」
「ん?そうじゃがどうかしたのか?」
「(えっマジで?)え、ええと…それだけ広い板だったら子供二人分くらいはいけるんじゃないかなぁって思いまして。ほら、子供達はあれだけいるんですから…ええっと…その…」
「!なるほど、確かにいざという時に役に立つかもしれん!よし、そうと決まれば早速重量とエンジンのパワーを計算して…」
「(元々一人用だったんかい!)(あっぶねー!)」
((しかしいざという時のためって時点でそれを想定しちゃう博士も感覚可笑しい。やっぱ普通じゃない))
(ん?何か言ったか壱くん)
(いいえなんでも!…飲み物は野菜ジュースかお茶にしましょうね。炭酸は禁止)
(ああ、それくらい良いではないか!)
(だーめ)
メタボリック自称天才博士と普通じゃないことを再確認する嬢
本編後入院してるコナンくんの枕元で蘭ちゃんと
コンコン
「毛利さん、コナンくんの調子はどう?」
「あ、壱。もう大丈夫みたい。体温も上がってきたし安定してるって」
「そう…よかった」
「壱のおかげね」
「え゛」
「だってびっくりしたんだから。大きい荷物持ってるなって思ってたらあの中からカイロはともかく湯たんぽやら毛布やら出てくるんだもん」
「あ、あはは、雪山だし念のため!ね!」
「でも車まで運ぶのにコナンくんを自分の服の中に入れたのはビックリしたなあ」
(!)
「ああああれは下着の上だったからね!体温戻そうと思ってての行動だからね!応急処置だったのごめんなさい毛利さん!!」
「?なんで謝るの?あれがあったからコナンくんの意識が戻るの早かったんじゃないかって、お医者さん言ってたよ。病院に行くまでも湯たんぽとカイロ脇に挟んで丸ごと毛布でくるんで温めてって、応急処置は完璧だったって!」
「え、ああ、そう?やっぱり備えあれば憂いなしだよねあはははは!(知ってたなんて言える訳ないしねー!)」
「そういえば何か用だった?」
「そうだ、毛利さんも疲れてるでしょう?飲み物奢ろうかと思ったんだけど一応聞いておこうって」
「本当?売店って何があったかな…」
「見に行く?ちょっとくらい抜けても大丈夫そうだし」
「そうだね…ちょっと行ってくるねコナンくん」
「じゃあ毛利さん借りていくね。つっても寝てるから意味ないか」
「借りるって…もう」
ガチャリ
「…………」
(服の中!?服の、って…えええええ!!?)
ちょいと罪悪感がある嬢と全く気にしてない寧ろやっぱり壱凄いなあな蘭ちゃんと実は起きてたコナンくん
沈黙の15分はこんなんだと思うよって妄想しました工藤くんがよく頑張ってたから少し報われるといいよ!うふ!