仔犬の鳴き声が聞こえてきたから、どこかで捨てられてるのかとあたりを見回したが自分の左鼻穴がピュンピュン鳴ってただけだった
捨てられた仔犬がいなくてよかった
この前の日曜日のまる子の永沢君は悶絶もんのかわいらしさやった
授業で二人組を作りお互いの肖像画を描くことになったまる子
ひょんなことから永沢と組むことになったのだが、どうやって描いても「意地の悪い玉ねぎ」になる。
永沢を描くことがうまくいかぬまま、その日の授業は下書きで終了
放課後の清掃の時間
たまえが水のたっぷりとはいったバケツをひっくり返してしまう
それにあわてたまる子がさらにゴミ箱につまづき、中のゴミを全て床にぶちまける
一連の流れを目撃したクラスメイトは落胆の表情を浮かべつつ、しぶしぶながらたまえとまる子を手伝った
そこに永沢が音もなく現れ
「僕は先に帰らせてもらうよ」
そうまる子に言い放った
まる子は怒りをあらわにし、
「なんて薄情な男なのだ」と罵るが
「僕の仕事はもうすんだから」
永沢はそれをすげなくかわすのであった
次の日の朝礼前
たまえはまる子に詫びをいれていた
「昨日は嫌な思いをさせてしまい、すまない」
「気にするな」
そう言ってたまえに笑顔をむけたまる子の耳に永沢の声が飛び込んできた
「筆箱を丸ごと忘れただって?信じられない」
また永沢が何ぞや騒いでいるな、
不穏な空気を感じ席を立つまる子
「一本だけでいいんだ、頼むよ」
永沢の友人である藤木が、永沢に向かい懇願している
「嫌だね」
藤木の必死の願いを一蹴する永沢
まる子はたまらず口を挟んだ
「鉛筆くらい、貸してあげなよ。」
突然現れたまる子を永沢は氷の様に冷たい瞳で一瞥し
「何故、僕が藤木君の不注意の尻拭いをしなければならない?」
心底意味がわからないといった顔で、永沢は言った
まる子は自分の体の何処かにあるのだろう堪忍袋が切れる音を聴き 、この男を傷付けてやりたいという思いが先行、言葉が口をついた
「そんなんだったら、友人が一人もいなくなるよ、いずれ必ず。」
永沢は顔色を変え、悔しそうに唇を噛み締めた
「…そんなことでなくなる友情なんて、僕はいらないね。」
ようやく絞りだしたような声で言葉を紡ぎ、永沢は席を立ち、どこかへ立ち去った。
「さくら、言い過ぎだ。」
藤木の言葉が胸に突き刺さる
言い過ぎなことあるか
私は本当のことを言ったまでだ
まる子は鉛の様に重い気持ちを胸に抱えたまま、その日の学校生活を終えた。
帰宅したまる子に母が声をかける
「まる子、お使いに行ってきて頂戴。」
なんて子供使いの荒い母親だ、いま帰ってきたばかりだというのに。 まる子は一人ごちながら商店街を歩く
「玉ねぎと、人参ください。」
聞き覚えのある声に視線をうつす
、そこには乳母車をひき、八百屋から商品を受け取る永沢の姿があった。
「お母さんの調子はどうだい?」
「熱はさがったんですけど…まだ体調が優れないみたいで…」
「そうかい…お大事にな」
八百屋と永沢の会話に耳を傾けるまる子。
まる子はすべてを理解した
そうか、だからはやく帰りたがっていたのかと
風邪をひいた母親のかわりを努めるためかと
まる子は自分を恥じた
私は今日永沢に酷いことを言った
後悔に襲われ痛む胸を握り締めた
赤ん坊のぐずる声が聞こえた
あわてる永沢の声も
「抱っこかい?…あぁでも…参ったな…両手がふさがってて…」
永沢の両手は買い物袋と乳母車で封じられていた
まる子の体は自然に動いた
「永沢。」
まる子の目に永沢の笑顔がうつる、学校では見たことない表情だ。
まる子は乳母車をひく役目をかってでた
永沢は赤ん坊を抱いてあやしている
優しい表情の永沢をみて胸が締め付けられた。
今日のことを謝りたい
乳母車をひきながら夢想するまる子
「太郎君、かわいいね」
謝りたいのになかなか切り出せない
「そうだろ?」
弟が褒められたことが嬉しいのであろう、永沢は満面の笑みだ
その笑顔をみてまる子は決心した、謝ろう。
そうしないとこの胸の痛みは永遠にとれない
「永沢、あのさ」
「ここでいいよ」
決死の覚悟は永沢によって止められた
物思いにふけってる間に永沢の家の玄関まで着いてしまっていたのだ
まる子は吐き出そうとした感情のやり場に困り
「あぁ…うん…」
生返事しかでなかった
永沢は自宅の門をあけ、まる子に背をむけたまま
「さくら、本当におせっかいだよな」
そう言った。
家族にも友人にもよく言われることだ、まる子は苦笑した。
同時に悲しくもあった、私のやったことはおせっかいだったかと。
永沢はそんなまる子を少しだけみて、すぐに地面に視線をうつし、
蚊の鳴くような小さな声で呟いた
「でも…おかげで助かった……ありがとう……」
まる子は驚き、永沢を凝視した
うつむく永沢の耳が赤く染まっている
永沢は見つめられることに耐え切れなかったのか「じゃあ」と短くさよならをし、玄関の門を閉めた。
まる子はいままで冷たかった胸の中の暗闇に、蝋燭の炎が揺らめいたのを感じた。あたたかいと思った。
まる子は今日一番の軽い足取りで、家族の待つ家へと帰った。
次の日の授業は
この前出された課題である肖像画の仕上げであった。鼻歌交じりで色を塗るまる子
そんなまる子の絵を横目でチラリと覗き見たたまえは驚いた
「この永沢、すっごく優しそうな顔をしているね」
まる子は「そうかな〜?」と、照れ笑いで誤魔化した。
昨日、永沢の笑顔を見ることができたから、お兄ちゃんの顔して優しく笑う永沢が見られたから。
だからこの絵の永沢も優しく描けたのだろうなと、完成した肖像画を蛍光灯の光に透かし、まる子は満足げに微笑んだのであった。
所々捏造だけどだいたいこんな話しだった
顔を赤らめる永沢君がかわいすぎてやばかった
永沢君は生粋の受け
しかも藤木に結局鉛筆貸してたし
さすがツンデレやで
ツンデレ界の玉ねぎこと永沢君
しかも次の話しは花輪君大活躍やったし 本当に今週のちびまるは神がかってた
花輪君はイケメン過ぎてつらい
正直養ってほしい
大野君と杉山君は安定のBLやったし
でも丸尾君でてなかった泣いた
丸尾君は毎週だして
眼鏡で真面目であれほどの受けキャラほかにいないよ
丸尾君は高校くらいから美少年になる逸材
カプは花丸と藤永が至高
大野君と杉山君はリバが良い
永沢君みたいなプライドが高い受けいいよね
そんな永沢君の体をもてあそび困惑させてやりたい
とにかく永沢君のエロ画像をください