泊まっているホテルを出てラクシュマンジューラーに行こうとすると、
向かいの建物から何やら大音量で音楽が聞こえてくる…

ホテルの兄ちゃんに聞いてみると、
OSHOという宗教団体がMeditation Campというのをやっているそう。
少しのぞいてみると、音楽に合わせて踊り狂う人々がたくさんいました…
みんな思い思いに体を動かしている…
何かが乗り移ったように激しく踊っている人もいれば、
座って目をとじ、瞑想している人もいて、オウム真理教を彷彿とさせる。
なんだかやばいところに来てしまったな、と思ったのでした。

そういえば、朝8時くらいに、この建物のあたりから
「ハアアアアアアア!」という大量の叫び声が聞こえてきたことを
思いだした。
てっきりヨガの一種(Laughter Yogaとかあるやんね)かと思っていたけど
たぶんこの人たちに違いないと思った。

すると急に静かな音楽に切り替わり、それまで踊りまくっていた人が
みんな地べたに座って瞑想し始める。
泣き出す人もいたりして、感情が忙しいな…と思いつつ
まあ悲しいことがあったりすると何かにすがりたくなる気持ちも
わからんでもないが…とにかく終始圧倒されてその場を退出。

ネットを見てもいまいちよくわからない。
OSHOの創始者であるBhagwan Shree Rajneeshという人は
インドの宗教家および精神的指導者として様々な講話をおこない、
いくつか本も出版しているのだとか。

そのあとホテルのおじさんと立ち話。
やっぱりインド人は前世、現世、来世という考え方をしている人が多いのかな。
前世で自分がよくないおこないをすると、現世で悪いことが起きるのは仕方がない。
それは当然の報いである。
でも、現世で可能な限りよいおこないをすることはできる。
すると来世はよいものになるはずだ、という話でした。
日本でも因果応報という言葉があるけど、それと似ているかな。
でも日本人は来世のために現世で徳を積んでおこうという考え方は
あまりしないような気がする。人生一度きりという言葉もあるし
現世をいかに充実させて終わらせるかということが大事なのかも。

…立ち話にはもったいない話でした。