この記事めっちゃ長い。
バイト連中7人で長野貸別荘で年越し。
何しに行くのと友人に聞かれて鍋と雪合戦と言ったらスキーじゃないのかと笑われましたが、雪合戦は原初的なウィンタースポーツだと思います。
■4年間でピカイチ
A「狩野がジーパンはいてるー!初めて見た!」
私「普段はかないしね。好きじゃないけど、暖かさ重視にしたらこれしかなかった…」
A「…狩野ちゃん大丈夫?」
私「何がよ」
A「4年間狩野と働いてきて、今日が一番ダサいけど」
私「マジかよ。…え、いや、私ダサくないと思ってるんだけど!お洒落でこそないけど、普通にカジュアルだと思ってるんだけど!コートか!?コートと相性が悪いのか!?」
A「いやそれでダサくないと思ってるほうが問題だって!ねぇ!?」
B「いや、言うほどじゃ…」
C「や、自分わかんないっす」
A「そうだこいつらの私服もダサかった…!うちの野郎共は何でこぞってセンスないんだよ!」
私「ていうかお前後輩にふるなよ!答えづらそうじゃん!可哀想だろ!?」
B「や、答えづらいとかじゃないです!大丈夫です!」
軽いパニック。
ちなみに原因をAと考えた結果、私が驚異的にブルージーンズが似合わないという結論にたどりつきました。
うちの子(ジーパン)悪くない。
■家族ごっこ
A「なんか7人とか大家族っぽいなー」
私「お誕生日席だし、一番上だしDさんがお父さんか。で、Aが作った料理皆で食うわけだしお前がお母さんで」
A「こいつが夫とか耐えられない」
D「酷いんだけど」
私「Bは老け顔だからおじいちゃんだろ。で、私とEは姉弟」
E「おらジジィ早くお年玉寄越せ」
B「Eさんそれおやじ狩りです。てか俺ジジィキャラ卒業したい…」
A「残りの2人はペットだな」
C「何でですかー」
F「俺らの扱いぞんざいすぎませんか」
私「Cくんは犬で、Fくんは熊だな。うん、それっぽい」
A「熊飼ってんのかようち!食費かさみそうだなー」
D「ほら、Cくん野菜も食べなさい」
C「お父さんだ!」
私「お父さんあれは息子っぽいけど息子じゃなくてペットの犬だよ」
C「犬も息子でいいじゃないか。ほら、おじいちゃんのお皿が空だから、よそってあげなさい」
B「え、ああ、すみません」
私「婿養子なの!?」
A「じゃあ私ってBの娘かよ!」
C「玉ねぎは血液をさらさらにするんだぞ!」
私「いや、お父さんなんなの」
A「何でちょっとお父さんぽいセリフ言うときちょっと肩張るの」
へたれてるDさんではお父さん向いてないかと思いましたが、意外とはまり役だった。
すげーウケ取れてて嫉妬。
■雪合戦
雪合戦めっちゃ楽しかった。楽しすぎた。
パウダースノーなんて初めて見ました。
固まらないし、投げたらすぐ粉塵みたいになるし。
私「おら!」←階段の上からスコップで雪をぶっかける
B「冷てぇ!もはや霧雨じゃん!ちょ、これ年明けてめでてぇし、ちょっとくらい本気でやり返してもいいっすよね!?」
私「むしろ手加減とかしてんじゃねーよ!」
B「言いましたね!先輩とか女性とか考えませんよ!」
私「うっせー!早くこい!でも地の利は私にあるからな!」
B「うわぁあ高低差はんぱねぇぇ」←ボロ負け
とどのつまり重力を味方に付けた者勝ちでした。
テンションあがりすぎて寒さとか感じなかった。
■変態は褒め言葉
後輩Eが相変わらず変態で、こいつブレねぇなって思った。
E「室内に入ると冷静に雪冷たいですね」
私「寒いならさっさとシャワー浴びちゃいな」
B「え、先いいんですか?」
私「いや風呂長いから、私が先入るとたぶん皆に風邪引かす」
E「よっしゃー。B入ろうぜー」
B「はーい」
私「私も入りたいからさっさとしてねー」
E「あ、一緒に入ります?」
私「あ、遠慮しときますー」
E「ですよねー」
B「Eさんブレねぇな…」
私「あ、でも靴乾かしたいからドライヤー使いたいんだけど、洗面所からドライヤー動かせないんだよね…」
B「あー。まぁ、俺らが入っちゃってからなら大丈夫じゃないですか?」
私「大丈夫かな?」
E「あー、曇りガラスだから大丈夫っぽいです。押しつけなければ」
私「押しつけないでよ」
B「いやー、Eさんブレないっすねー」
私「まぁ変態だからな」
E「変態は褒め言葉ですよ!」
変態は崇高なものらしい。
ごめんその美学わかんない。
■人生ゲーム
ボードの人生ゲームを後輩Cくんが持ってきてくれました。
7人だから足りないかもね、とか言ってたのに、参加者は私、B、C、Eの4人。
他の奴らは酒飲んで雪合戦したから酔いが回って爆睡。
C「あ、俺医者だ」
E「収入いいやつ持っていかれた!」
私「あ、デザイナーだってー。収入はサラリーマンよりいいっぽい」
B「サラリーマン安月給…」
E「俺タレントなりたいよタレント。…あ、ちくしょうプログラマーだ!」
C「火災保険入りますー?」
私「入るー」
E「え、何皆保険とか入るの?かったいなー」
C「だってそのマス止まったら破滅的ですよ」
E「止まらないから大丈夫!」
私「人生ゲームって運ゲーだよな…?」
私「イタリアの靴だとかチャイナドレスだとか、借金してまで色んなとこで色んなもん買ってるんじゃねーよ!バカか!」
B「狩野さん随分な浪費家ですね」
私「手堅く生きたい…」
C「約束手形でーす」
B「買ってるものはデザイナーっぽいですけどね」
E「この中じゃサラリーマンてフリーターみたいな安月給だな」
私「医者がいるからな」
B「うわ、家売るのかよ、マジかよ」
C「せっかく買ったのにね」
E「フリーター家を売る」
私「そんなドラマあったね」
B「いや、あれはフリーターが家を買う夢のある話なんですよ俺はサラリーマンなのに金がないから売らなきゃいけませんけどね!世知辛い!」
E「よっしゃ、きたー!俺タレントに転職する!」
B「すっげ!」
C「本当にタレントなった!」
私「言葉尻だけとらえればすげー馬鹿っぽいこと言ってるけどな」
E「はぁ!?地震で12万ドル支払いとか!」
C「前後10マスも被害って、ぶっちぎりだから誰も被害合わないし」
B「だから保険入っておけば良かったのに」
私「あれだけマスに止まらなければいいとか言っておいて…」
E「払えねーよ。借金だ借金」
B「借金まみれのタレント…」
最終的に大逆転して資産ゼロだけど金だけはあるタレント、豪華な家もお土産も子宝にも恵まれたデザイナー、資産と子宝のある高収入な医者と、借金まみれで開拓地から出てこれないサラリーマンとなった。
何事も起こらず淡々と稼いだ医者の勝ちでした。
結局世の中金らしい。
■眠い
普段酒飲まないのに飲んで酔っぱらって後輩をてんやわんやさせた。
眠すぎてぐずぐずだった。
B「ちょ、狩野さん顔真っ赤ですよ!」
私「マジ眠い。つーかマジ酔ってる。心拍数やっばい速い。うける」
B「寝ます?てか歩けます?運びますか?」
C「いや、へたにベッドに寝せるよりここのほうが吐きたくなったとき楽なんじゃん?」
私「や、大丈夫、そこまでじゃないから。超眠いだけだから」
E「一緒に寝ましょうか?添い寝してあげますよ」←ブレない変態キャラ
私「要らないっすー」
B「正常な判断力があるみたいなんで大丈夫そうですねー」
C「てか酔ってる狩野さんとか珍しいね」
E「せっかくだから撮ろう。撮っていいっすかー」
私「やーめーてー。顔真っ赤だから、拍車を掛けて不細工だからー」←顔伏せる
E「あ、酔い潰れてるっぽい」←撮る
私「やばい、机に伏せたら増して眠い…。でも寝るのもったいない…」
B「まぁその気持ちは分かりますけど…」
私「どうしようでも眠い」
E「一緒に寝ましょうか?抱き締めてあげますよ!」
私「あー…なんかもう、寝れるならなんだっていいや…」
B「ちょ、そこは断ってください!」
E「むしろ断ってくれないと俺どうしていいか分かんないです!」
私「しらねーよ、ベッドで寝たいなら隣で勝手に寝てろよ、間違いさえ起こらなきゃ気にしねーよ」
B「何でそう無駄に男前なんですか!なにか間違ってますよ!」
C「絡み酒…」
眠すぎてボケさえ拾えない始末。
とにかく眠かった。
ちょっと会話の記憶もあやふや。
酒って怖い。
■ベッド争奪戦
ベッドは2つしかなく、私とAの女2人で使って、野郎共は布団敷いて雑魚寝という話でした。
しかしAは既にリビングに布団を持ってきて雑魚寝してる。
C「あ!じゃあ狩野さんとEさんが同じベッドで寝るなら、俺とBもベッド半分ずつで寝れるじゃん!」
私「なら狭いのは嫌だしちっちゃいCがいい」←この時点で思考が適当
E「何で!俺だって細いですよ!」
私「うっせーお前なんか狭そうなんだよ」
B「ですって。じゃあCくんには床で寝てもらって、俺とEさんで残りのベッド使いましょうか」
C「何で!」
B「お前何ナチュラルにEさんと狩野さんが同じベッドで寝る前提の提案してんだ馬鹿か」
E「でも俺野郎と寝る趣味ないよ」
私「じゃあ床で寝な」
E「だって。Bは床で寝な。俺もベッドで寝たいし」
B「先輩って理不尽」
E「床にはCもいるから、お前は浮いて寝な」
私「そうだ、法力で浮けばいい。どうせ出家するし」
B「提案が斬新すぎる」
今考えてみると皆好き勝手言い過ぎ。
皆思考が適当すぎる中で、Bが常識的でお姉さん安心だよ…。
ちなみにベッドは結局Aが起きてきて
「お前らには使わせねーよ!」
って言って彼女が使って寝た。
なんていうか不憫である。
そんなにベッドがいいなら私雑魚寝でも良かったよ。
眠すぎてそんなこと考えもつかなかったけど。
■雪道
帰りの道中、スタッドレスタイヤのくせに、雪道でスリップしました。
横滑りとか怖かった。
降りて対処法考えようとしたら、降りた瞬間コケた奴がいた。
馬鹿じゃんとか思いながら歩いてたら、私もコケた。
雪道恐ろしい。
しかも後ろから車も来ちゃう始末。
後ろの人に対処法知ってるか聞いてみたけどわからなくて、皆で困ってたら、通りすがりの地元民が対処法教えてくれた。
F「色んな意味で雪国満喫してますね」
私「長瀬の嘘つき」
F「誰の話ですか」
私「スタッドレスなら滑らないってCMで言ってたじゃん」
F「TOKIOか!言ってましたね」
B「あのCM氷張ったカフェの椅子がスタッドレスタイヤですからね」
F「うわ、長瀬嘘つきだー」
■少女漫画と少年犯罪
不謹慎注意。
Aは帰国子女で、私らが小学生くらいの日本の時事に疎い。
少年犯罪の話題になったときに、有名な事件について知らないとかいうのでびっくりして、説明するために私はウィキ先生にお世話になってました。
その間車内では、どう話が転がったのか、野郎共の妄想話に花が咲いていた。
D「女の子がさぁ、寒いって言ってポケットに手を入れてくるのいいよね」
F「あれも好きですよ、落ち込んでるときに顔つねられて「変な顔」って笑われるとか」
A「いねーよそんな女!少女漫画か!」
D「え、よくない?ねぇEくん」
E「え、俺に振るんですか。まぁ、いいですけど」
F「あと、」
私「聞くに堪えないから続けないで」←ウィキ読みながら
A「りぼんだのちゃおだの読みすぎだろ」
B「神風怪盗ジャンヌですか」
A「ここにも読者いんのかよ…」
私「あ、事件のあらましわかったよ」
A「真剣に何か読んでると思ったらそれか。何?」
D「あと女の子の頭ぽんぽんしたい」
私「事件は小学校の〜…」
F「わかります、それ超いい!」
私「切断された首が〜…」
A「Dさん女の子なら隣に狩野さんがいるじゃないですかー」
私「ちょっと、A聞いてんの?今あんたのために調べたんだよ」
D「何、切断された狩野の頭ぽんぽんするの?やだよ」
B「何そのホラー!何で今話混ぜたんですか!?」
切断された私の頭ぽんぽんしてたら明らかお前が犯人じゃんか。
しかし不謹慎ネタほど盛り上がるのはどうしてだろうか。
なんか他にも色々あったけど忘れた。
とにかくすごく楽しい年末年始でした。