黒い猫は黒猫

これから飲み会。
バイト先の前の室長が来るのです。

電車乗るから友人宅で化粧していたら、化粧の話になり。
私の顔を使ってノーズシャドーとハイライトの使い方講座が開かれました。

忘れていたが、私が今一緒に暮らしているのはイケメンと美人さんだった。

Ａ「私それ加えてノーズシャドーとハイライト使ってる」
Ｂ「それってどう使うの？わかんないんだけど」
Ａ「いや、単純に影の濃いとこにー」
私「どこよ影の濃いとこって。ファンデしたって私の鼻低すぎて影とかないよ」
Ａ「わかるだろ、ここだよ。せっかくだからちょっと顔使わせなよ」
私「やってやってー」
Ａ「前髪あげるよー」←頭押さえられる
私「鼻高く見えるの？」
Ａ「ていうか、彫りが深く見える」
Ｂ「あ、本当だー」←近くで見られる
Ａ「でしょ？で、ハイライト入れるとー」
Ｂ「あ、顔明るくなるねー」

イケメンと美人さんが私の貧相な顔面をガン見しながら話してて、途中から死にたくなった。
しかしお陰様で私の顔面のクオリティが普段より1.5倍になった。
すげぇ！

まぁ行くのはいつもの面子＋前の室長っていう飲み会だけど。
お洒落なとこに行くわけではない。
でもこれで自信持って外出れるし、胸張って綺麗な人をガン見だってできるよ。


そういえば友人に勧められた導入液を使い初めてみました。
そろそろ1週間経つけど、化粧ノリがすごくよい。

ニキビもかなり減ってきたし。
これは卒論の終わりが見えてきてストレスから解放されつつあるのもそうだろうけど。


毎日綺麗な人を見て、美意識が高い子たちと暮らして。
私ももう少しでいいから綺麗な顔にならないかなって切実に思う。

美人さんは綺麗な黒髪だし、パーツパーツのバランスが綺麗。
イケメンは肌が綺麗だし、顔がGACKT似で造形が完璧。
しかも彼女らは自身の顔に対して、鼻のラインがどうとか、睫毛がどうとか本気でダメ出しをするから、奴らの基準が高すぎて恐ろしくなる。
もうなんか、私が不細工すぎて消えてしまいたくなるレベル。

でも贅沢な生活だと思う。
毎日美人を見て暮らしてるんだもの。
しかし奴らは部屋着で髪ぼさぼさでも美人とイケメンてどういうことなの…。


今日の飲み会は10時から。
前室長が仕事終わってからだから。

Ｂ「何時にうち出るの？」
私「えーと、10時からだから…、あ、でもその前にバイト先よるから…」
Ａ「10時から！？遅くね！？寝る時間じゃん！」
私「うち塾だからさ。仕事終わるの9時半だし」
Ａ「じゃあサイカは今日は帰ってこないの？」
私「うん、明日の昼また来るわ」
Ｂ「泊りだなんて…！」
Ａ「しかも夜遅いのにショートパンツなんてはいて…！」
私「生足じゃないし」
Ｂ「きっと男の家に泊まるのよ…！」
Ａ「お母さん心配だわ…！」
私「それはお前がここ来るときに家で言われてきたことだろ」
Ａ「そう」
Ｂ「え！それでなんて言ってきたの？」
Ａ「「ちがうよー（薄ら笑い）」って言ってきた」
私「なにその薄ら笑い」
Ａ「余計親が心配してた」
そういうのやめなさいよ…。