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そうして僕は地元が嫌いになっていく

家に帰るための作業。
通過点としての駅。

同じ最寄りに仲良い子いないし、特に思い入れもない。
あるのは最寄りが一緒の元カノの記憶だけ。
最悪。

今は早朝に出て、深夜に帰宅する通過地点。
私を自宅に帰す装置。
面倒なことばかり思い出させる嫌なとこ。
自宅には面倒事しかない。


家に帰るのはいつも夜だ。

さっきばあちゃんから私の携帯に電話がきた。
出れなくて、伝言が入ってた。
「皆電話に出ないんだけど…」
って困ってた。

そりゃそうだ。
私も親父も帰るの10時過ぎてるし。
家電とかチェックしないし。

でもばあちゃんには親が別居してんの黙ってる。
心配かけたくないからだって。
あたしに迷惑かけてんのによく言うよ。
自分らが面倒なだけでしょ。

だから、ばあちゃん的には主婦である母親さえ家にいないのは不思議なわけだ。

あー。
ばあちゃん誤魔化すのやだな。
だるい。めんどい。
何て言おうか。
明日辺り皆忙しくてごめんねって連絡するか。

つーかこの役割あたしがすんのかよ。
死ね。



あー。
しがらみって面倒。

ネガティブ的な

最近の気の滅入り方はんぱない。
これ季節の変わり目とか冬が近いとか体調とかいうレベルか?
確かにヒスとか無意味に泣いたりとかの情緒不安定はまったくないけど。
毎日毎日虚しすぎる。

何もしたくなさすぎる。
昨日は奇跡的にやる気とかがあった。

何かに熱中することが出来ないみたい。
今は別に知りたいこともやりたいこともない。
聴きたい音楽も読みたい本もない。
なんとなく虚しいから誰かと喋って気を紛らわせたい。


病院行こうかなぁ。
昔飲んでた薬の効果に意欲を出すみたいのがあったはず。
それでちゃんと私が機能するなら薬飲みたくないとか言わないよ。
さすがにもう変な飲み方しないでしょ。

ただ問題は私が来年の頭には引っ越すことだよな。
わざわざ行くには面倒すぎる位置。


まぁ、甘えだといえば甘えなんだろうな。
やる気でないとか、すごけ言い訳じみてるし。
言い訳じみてるっていうか、実際言い訳なのかもしれない。
その辺は私のさじ加減じゃないか。

私のさじ加減なら、甘えではないということにして薬に頼ってもいいじゃない。
誰にもその嘘は暴かれないわけだし。
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