約5年ぶりにリシュケシュに来ています。
昨夜、デリーのカシミーリーゲートからバスに乗車。
思い返せばこれまでの旅行は電車がメインやったから、
バスを使った経験があまりないような気がする。
リシュケシュはデリーから200キロくらいのところにあるので、
飛行機を使う距離ではないと思うし、
電車だとハリドワールで乗り換えなければならない。
ドライバーに来てもらうのもいいけど、こっちも気を使うので、
自然とバスで行くという選択肢になった。
(しかもバスだとデリーからの直行便がある。)
カシミーリーゲートからバスに乗るのは初めてで、
さらにネットでバスを予約するのも初めてやったから、
余裕をもって、出発時間の1時間半くらい前には
カシミーリーゲート駅に到着。
おどろいたことに、カシミーリーゲート駅は
メトロのイエローライン、レッドライン、バイオレットラインの
3車線が交わるとても大きい駅だった。
ISBTバスターミナルというところに行きたいけど、
途中で看板を見失ってしまったので駅員に聞くと、
7番出口を出ればよいとのこと。
出口を出てみると…何か見覚えがあるような。
昔、私がどこかからバスに乗ってデリーに戻ってきたときに
この駅で降りた気がする。
到着したのがかなり早朝やったから、メトロが動く時間になるまで
駅前で数時間駅寝るという、とても人にはお伝えできないような、
民度の低い行動をしてしまった場所。笑
でもここから乗るのは初めてやと思う。
一応手荷物検査場もあるのでかなり大きいバスターミナルだと
いうことを改めて実感する。
エスカレーターで地下に降りると、なんとバスターミナルがNo.1〜30まである!
すごいでかいバスターミナル!これはもはやバスタ新宿ではないかしら!
バスNoと行先、ターミナルNoが電光掲示板に記載されているけど、
自分のバス予約表を見てみると、バスNoが記載されていない。。
しかもリシュケシュ行きだけでも1時間に数本のバスが出ており、
他の行先も合わせると、鬼のような本数のバスが発着していることが分かる。
とりあえずその辺のおっさんに、リシュケシュ行きのバスを予約したけど
どこに行ったらいいかな?と聞いたら「No.10のターミナルに行け」
と言われた。
なんとなく信用できる気がしたので、とりあえずNo.10に行ってみたら
リシュケシュ行きのバスはNo.8〜10から出ていることが分かった。
またその辺のおっさんに聞いてみると、10:16発のバスは
No.8から出るから待ってなさい、と言われた。
ふう〜これでとりあえず目途はついたなと思ってチャイを飲みながら休憩。
それにしてもバスターミナルの活気たるや。
この騒々しさがとても懐かしく感じました。
それぞれのバス停に担当のおじさんが1〜2名ほどついていて、
行先を連呼しまくっている。
「ハリドワールリシュケシュハリドワールリシュケシュハリドワールハリドワールハリドワールリシュケシュ!」
「デヘラドゥーンデヘラドゥーンデヘラドゥーンデヘラドゥーンデヘラドゥーンデヘラドゥーン!」
個人的にはデヘラドゥーンの連呼が一番心に響きました。笑
ただでさえデヘラドゥーンってインパクトがあるのに、
あんなに連呼されたら勝てない…と思いました。(何に?)
そういえばサロジニナガルマーケットに行ったとき、
客引きのおじさんが「デールソーデールソーデールソーデールソーデールソーデールソーデールソー!」
(150ルピーという意味)
と連呼していて、それに近い狂気を感じた。
これがインドの客引きスタイルなのか?たたみかける戦略なのか?
バスの出発時間30分前くらいに、No.8ターミナルにVolvoバスがやってきた。
(他のバスよりちょっときれい)
しかも自分が予約したバス会社「UPSRTC」の名前がどーん!とバスに書いてある。
これかな?でも早くね?この次のバスかな?と油断しつつも、
おっちゃんに聞いてみると、予約したのはこのバスであることが分かり、
しかもおっちゃんの持っている予約表に、私の名前がめでたく印刷されており
勝った…と思いました。(何に?)
バスの中はどちらかというと汚かったけど、まあ良いでしょう。
驚いたことに、バスは10:16丁度に発車したのでした(感動)。
バスの時刻表なんて、あってないようなものだと思っていたけど、やるじゃない。
それにしてもインドの長距離バスのクラクション音は、さすがに耐え難い。
日本のバスのクラクションは「プッ」って感じの、
コンパクトでスマートな音をしているけど、インドの場合は
「ピャ〜〜〜」「パラリラパラリラパラリラ」「パッパパ〜〜」「パーーーーーーーーーー」
と、バリエーションに富んでおり、とにかくお下品である。
たまにイライラを通り越して、笑えてくるから不思議。
結局1時間ごとくらいにバスは止まり、トイレ休憩などをはさんだ。
しかもトイレ休憩が30分くらいとめちゃ長い。
トイレ休憩というか晩御飯タイムなのかな?
夜の1時くらいに、みんな軽食をむしゃむしゃしていました。
あまり寝れたものではないが、とにかく朝の4時にリシュケシュに到着したのである(定時)
まさか時間通りに到着するとは思っていなかった。
私の想定では、街がすでに活動を開始しているであろう
5時か6時かに到着する予定だったのに。
とりあえず外に出ると、真っ暗。
バススタンドから街までは4キロほどあるので、何かしらの乗り物に
乗らなければならない。
オートのおっさんが400ルピーとかふっかけてくるが、
そもそもこの時間に街に行っても何のお店もあいてないよね?
と思い、バススタンドの汚い屋台でチャイを飲みながら
時間をつぶさせてもらうことにした。
それにしても…寒い!!
デリーよりもかなり寒い気がする…風もかなり強い。
これは文字通り修行になるかもしれないという嫌な予感がしている。
結局周りが明るくなってきたのは7時前。
そこから乗合オートに乗りたかったけど、乗り合う人が現れなかったので
ひとりでタポバンまで来ました。
う〜ん、まずは冬物衣類をそろえようか(リシュケシュの寒さなめてました。)